「古代魚」「一番まずい魚」などの異名を持つターポン(イセゴイ)。
この記事ではターポン(イセゴイ)の生態や釣り方、食べ方について、紹介していきたいと思います。
もくじ
ターポン(イセゴイ)とは
体長は最大で250 cm、体重は最大161 kg の個体が記録されているようです。
太古よりほとんど形状を変えることなく現代まで生き延びてきた古代魚であり、体の構造には原始的な特徴が見られる。
ターポン(イセゴイ)が釣れるポイント・場所・時間帯
海洋の沿岸部や河口、ラグーン、河川などに生息し、さまざまな魚やカニなどの甲殻類を餌としています
回遊魚のため、同じ場所にいるというよりは、色々な場所を泳いでいます。
潮や時間になどにより、小魚を捕食しに、小魚の群れ付近に現れることが多いので、小魚の群れがいたら、ターポンがいる確率も高いでしょう。
また、ターポン(イセゴイ)は、夜の時間帯の釣果が多いです。
小型のターポンは明るい時間帯にも釣れている様子を見ますが、大型のターポンは夜に釣れている印象です。
夜は目が光るので獲物を狩るのに最適なのかもしれません。
また、海外のターポンは明るい時間帯にも釣れている様子を見るので、一概にこの時間帯が釣りやすいとは言い難く、明るい時間帯と暗い時間では生息する場所も変わりそうです。
ターポン(イセゴイ)の釣り方
ターポン(イセゴイ)は、とても引きが強い魚です。
口元が硬いため、フッキングで針を刺すのも難しく、うまく掛かってくれたり、エラや飲み込ませたりすることで掛けることができます。
また、ファイト中はエラ洗いやジャンプなどもするので、針が外れることがあり、掛かった後も釣り上げるのが他の魚に比べると難しいです。
なるべく刺激させないよう、大人しい状態でゆっくり寄せるテクニックなどもあるようなので、うまくキャッチできるよう、知識と経験を兼ね備えましょう。
泳がせ釣り
ターポン(イセゴイ)はフィッシュイーターでもあるので、小魚をエサにして釣ることができます。
生きた小魚(ボラなど)を泳がせて釣る泳がせ釣りなどで、釣果が上がるので、大きいターポン(イセゴイ)を釣るなら強めのタックルで狙ってみてください。
私もボラの泳がせで60UPのターポンをキャッチできましたが、とても力強い引きで、エラ洗い、ジャンプを繰り返すのでやり取りの際、とてもドキドキでした。
活きたボラの背中に針を刺し、フリーの状態で泳がせると明らかにボラの泳ぎ以上にラインがでることがわかります。すぐにフッキングすると口の中からすっぽ抜けたり、うまく針が掛からなかったりするので、慌てず少し泳がせたらフッキングを入れるといいかと思います。(私の場合7秒くらい泳がせフッキングしたら口の奥の方で針が掛かってました)
ルアー釣り
ターポン(イセゴイ)はルアーでも釣れる魚です。
捕食活動が始まると小魚が群れで泳いでいる場所に近寄って捕食し、ボイルと呼ばれる水面に石を投げたような音(捕食音)が起きることもしばしばあります。
その付近を狙って手持ちのルアーを色々試しながら投げてみると良いと思います。
ターポン(イセゴイ)の釣り方を動画でチェック
釣りビジョンでターポン釣りをさらに楽しむ
アフリカで釣れるデカターポンや、フライフィッシングでのターポン釣りもあるので、楽しく学ぶことができます。おすすめです。
ターポン(イセゴイ)が釣れるシーズン・時期
年間通して釣れる魚ですが、6~10月あたりがよく釣れるみたいです。
※私は11月に釣りました
ターポン(イセゴイ)の捌き方・美味しい食べ方・料理
▼ターポン(イセゴイ)の捌き方を動画でチェック
とても身が柔らかい魚で捌きにくいです。
また、時間が経て経つほど、柔らかくなり更に捌きにくくなります。
(釣り上げた後、12時間ほど経過して捌いたのですが、それでも柔らかくて捌きにくかったです。)
※捌き方は人それぞれ異なるので、自身の捌きやすい方法で捌きましょう。
大きいサイズの魚をおろす時は、下記のハサミがあると便利です。
美味しい食べ方・料理
今回釣り上げたターポンを色々な調理で試してみました。
「まずい」と言われている魚なので逆に興味があり、食べてみましたがその結果は…?
刺身
「まずい」という印象が強かったので、だいぶハードルが下がっていたのですが、想像を超えるようなまずさではありませんでした。
ただ、身が柔らかく、その食感がまずさを強調しているような感じ。
「なめろう」みたいな食べ方だったら、食べやすいのかもしれません。
カマの塩焼きなど
これは美味しくなかったです。
カマは血が混じっている身が多かったので、鉄っぽい、金属っぽい味が強く、臭みが目立ちました。
苦いようなエグいような味です。
つみれ
骨が多く、身が柔らかいので、つみれにしてみましたが、これが一番食べやすかったかもしれません。
ただ、骨も硬いので、ちゃんと抜いたあと、細かく包丁で叩いて確認した方がいいでしょう。
熟成
たぶんターポンの熟成は難しいかと思います。
やったことがないので、なんとも言えないですが、プロの方に挑戦してほしいですね。笑
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まとめ
ターポン(イセゴイ)は、、、
・太古よりほとんど形状を変えることなく現代まで生き延びてきた古代魚
・とても引きが強い魚で、餌釣りでもルアー釣りでも釣れる
・あまり美味しくない
興味がありましたら、是非『ターポン(イセゴイ)』の釣りや料理を楽しんでくださいね。
あなたの楽しい釣りライフを応援しております。
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